当院での遠絡療法治療症例
3年治療も続けていた膝痛で、車の運転中もうずく痛みが出るようになったと来院されました。
この方は治療回数は9回、3か月弱の通院で膝の痛みが解消されています。
治療開始初期は、2~3日で再び痛みが出る状態でした。
治療開始3週目、うずく痛みは全くでなくなりました。
治療開始5週目、長く歩いた時以外は違和感もでなくなりました。
【この時点で2週に1回の治療に方針変更】
治療開始7週目、違和感がほとんどなくなりました。
【経過確認の為3週間後の治療に方針変更】
治療開始10週目、職場でも「膝が痛いって言わないね」と同僚から声
を掛けられる程に膝の痛みが無くなりました。
【ここで治療終了となりました】
3年患っていた膝痛
この方の場合、痛みの根本的な原因は腰の脊髄になります。車の運転では膝への負担は少ないはずですが、かえって強い痛みが出ています。
脊髄は脳から下りてきている背骨の中を通る太い神経です。膝だけでなく長く患う痛みの原因としては脊髄が関与しています。ですから、3年も色々と膝に対し治療されてきていますが、思わしい効果が出ていなかったのです。
60代女性
<見解>
首~肩背中の痛み
40代女性
週末になると首から肩背中にかけてのだるさと痛みがあり、以前からマッサージや整体に通院していました。改善が感じられなくなり来院されています。
初 回、治療後に軽くなった事を感じていただきました。
2回目、先週末よりも症状が軽い状態で来院されました。
3回目、週末になってもあまりひどい症状が出なくなりました。
【2週に1回の治療に方針変更】
4回目、2週間たっても週末の症状がほとんどなくなりました。
<見解>
週末になると仕事からくる疲労・負担の蓄積による首や肩の症状が強くなるケースは少ない無いです。首や肩の筋肉は脳の一番下にある延髄との関わりが大変重要になります。筋肉も休息によって緊張を緩め血行を確保する反応がでるので回復しますが、大元の神経の働きが十分発揮できていないと調整や回復が十分得られません。特に疲労やストレスによって延髄がうまく働き切れずにさまざまな症状を招いていることが多いのです。
腰痛・膝痛のある歩行不安定者
80代女性
腰痛と股関節痛、膝関節痛があり、歩行が不安定な肥満と運動不足がある方が来院されました。
週2回で来院いただきました。内容としては、遠絡療法と整体を行う日と電気治療だけの日の週2日のプログラムで継続いただきました。
継続2か月目に毎回使うタクシードライバーから歩きの安定感がよくなったと褒められ多との報告をいただきました。外出もしやすくなってきました。
遠絡療法の後は、杖を持たずに歩ける。
継続3か月目には、特に強い腰痛も膝痛もなく生活できるようになりました。
<見解>
腰痛・膝痛がある肥満と運動不足な方です。医者には、運動するように指導されるのですが、歩くことも不安定で筋肉をつけられずにいました。腰痛と膝痛の改善には運動が必要な事を本人も理解はしていましたが、動けない状況でした。
遠絡療法は痛みだけでなく、神経の働きも整え活発にする効果があり動作の安定性も改善します。その為、継続により腰痛・膝痛の改善だけでなく歩くことも改善みられました。
ぎっくり腰
30代男性
ギックリ腰で身体が思うように動けなくなり、翌日に来院されました。
背中と腰が伸ばせない状態で左右に向きを変えるのも大変な状態でした。また、座っていても身の置き場が定まらない状態でした。
治療中座っているのが楽になってくるのが分かったとの反応があり、治療後は背筋が伸び自由に動けるようになりました。
<見解>
急性症状では、筋肉と神経に炎症反応が出ているため、その場で遠絡療法でも完全に症状を取ることはできません。しかし、急性炎症に伴う神経活動の乱れを整えることができます。
この方の場合、最小限の痛みになり運動の妨げになっていた神経活動の乱れを整える事が出来たので、動きやすさを実感いただけのです。
理想的には、あと1~2回治療された方がよりすっきりと回復され、スムーズに通常の生活にもどることができます。
急に腕が上がらなくなった肩痛
50代男性
急な肩の痛みと共に腕が動かせなくなり、パソコンが打てない状態で来院されました。
治療最中から腕と指の動きが出てきて、治療終了時にはほとんど通常に腕を動かせ肩も上がるようになり帰宅されました。
<見解>
本症例は、遠絡医学的な見解では大脳レベルの治療が必要な症状でした。一般的に五十肩と呼ばれる症状ですが、五十肩の内容はさまざまです。その中でもこじらせてしまい重度の運動障害が残るケースです。神経活動の乱れから運動障害が生じます。経過を空けてしまうと筋肉が硬くなりますので、このようなケースの場合早期に対応できたことが幸いでした。
猫背・円背
80代女性
一人暮らしで良く動かれる方です。日頃から歩くことや家事をしっかりとされています。治療前に姿勢を正すようお願いした姿勢が左側、治療後改めて姿勢を正していただいたのが右側の写真になります。
<見解>
姿勢を正す為には、複数の筋肉が同時に働かなくてはなりません。しかし、習慣と年齢という要因から必要な筋肉が参加しない事が習慣化されてしまう神経活動の問題があります。
遠絡療法は神経活動が改善する効果がありますので、本人の意識とは関係なく働くべき筋肉が活動してくれるのです。
あとは適度に繰り返し身体に覚えさせることができればよい姿勢を自分のものにできます。
首から上の湿疹
50代女性
2か月色々な病院を回ったが改善みられず来院されました。
湿疹から湿潤液が止まらず、毎晩枕を汚してしまう状態でした。
初 回、治療後耳からの湿潤液が止まり、外耳が渇き始めました。
2回目、夜枕を汚すことなく朝を迎えられるようになっていました。
【湿疹が渇いたので終了】
<見解>
原因は間脳という脳の奥にある脳下垂体が原因です。これは、脳の下にある延髄との関係で起こる症状の一つです。
脳下垂体は免疫やホルモンといった身体の調整機構の機能以上によって現れる症状です。
遠絡療法は免疫力にも効果があります。